ショーン・B.キャロル(光文社)
「ハエ」と「ヒト」とでは姿・形・能力は大きく異なりますが、基本的な遺伝子は殆ど同じです。昆虫も哺乳類も、モジュール化された遺伝子を繰返し組み合わせて使用することで、おとな(成虫/成人)になります。違いは、どの順番でどの様にモジュールを組み合わせるのか、そしてどのモジュールにどんなパラメータを設定するのかにあります。機能や形態を特化させていく仕組みは組み合わせなのですね。
ソフトウェアの世界でも、大小様々なレベルでうまくモジュール化するのが理想です。シンプルな繰返し構造の中で、特殊な機能を同じモジュールのパラメータ制御で実現することができれば、多種多様なソフトウェアをたくさん開発するのが楽になるのではないでしょうか。
進化発生生物学というコンピュータ科学とは異分野の知見の中にも、似たような構造が発見できて、面白いです。時には違った分野の書籍も読んでみることでインスパイアされることも重要ですね。
問題
シマウマの縞は、白地に黒縞でしょうか?それとも黒地に白縞でしょうか?
シマウマの縞は、白地に黒縞でしょうか?それとも黒地に白縞でしょうか?
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