2010/05/21

互恵のDNA(進化論の生物学的経験則)

進化論の生物学的経験則
利己的行動はグループ内の利他的行動を打ち負かす。
だが、利他的なグループは利己的グループを打ち負かす。

あるグループ内に限ってみれば、利己的な行動の方が有利なので、利他的な行動をするものは、淘汰されていきます。ところが、利己的な行動をとるものが多いグループは、結局は、利他的な行動をとるものが多いグループに負けて淘汰されてしまいます。

利他的なDNAが支配的になると、タダ乗りが可能になり、利己的なDNAが復活してきます。さらに利己的なDNAの数が閾値を超えると、他の利他的なグループに淘汰されます。それでまた利他的DNAが支配的になります。

環境が大きく変化して選択圧が強くなったきた今の時代では、利己的過ぎて淘汰される閾値は、下がってきているように思えます。

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