2010/04/25

解体の誤謬

本日4/25(日)の毎日新聞の朝刊コラム
時代の風:解体の誤謬を考える=同志社大教授・浜矩子

「解体の誤謬」とは逆転の発想的で、良いネーミングですね。

  • 合成の誤謬:解体の誤謬 = 部分最適:全体最適 = ミーイズム:ファシズム

ということでしょうかね。

ところで、何が部分で何が全体であるのかは自明ではありません。よね。何を全体とするのかは、恣意的に決められます。物事を分類する方法はいろいろで、これも恣意的に決められます。
個人、家族、友人、地域コミュニティ、会社、日本、アジア、世界、人類、哺乳類、地球生命、この宇宙全体(ユニバース)、平行宇宙も含めた宇宙(マルチバース)。
何を全体とし、何を部分としますか?結局それはTPOと価値判断に依存するだけです。

合成の誤謬、部分最適、全体最適、個人主義、全体主義、ミーイズム、ファシズム、etc... あるいは「もっと***全体のことを考えろ!」等。
出くわしたときは、話者の価値観と意図に注意しましょう。

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