「リファクタリング・ウェットウェア 達人プログラマーの思考法と学習法」Andy Hunt を読んでいて出てきた言葉です。耳慣れなかったのでメモ的にエントリー。
よく言われることですが、自動車は運動能力を、携帯電話は(視)聴覚能力を拡張し、コンピュータ(とインターネット)は脳機能を拡張します。
自動車の運転に熟達すると、運転中はあたかも車が自分自身であるかのような感覚になる時があります。脳が車を自らの身体として使いこなしているのでしょう。携帯電話は、なかった頃の生活が想像し難いほどです。みんな何の疑いもなく、毎日テレパシーを使っています。
このように身体機能の拡張については余り疑問もありません。
しかし、脳機能はどこまで拡張されているといえるのでしょうか。
いまでも、複雑で単調な計算をコンピュータにさせたり、大量のデータをハードディスクに保存したりしています。しかし車が自分の体の一部だと感じられるほどには、まだコンピュータは自分の脳の一部には思えません。今後はハードウェアとマンマシーンインタフェースの改善が進み、より脳と一体化していくのだと思います。
ことの善悪の判断は難しいですが、テクノロジーの発展を押しとどめることは無理でしょう。従って、賢く付き合っていく方法を学ぶ必要があります。
コンピュータを使え。コンピュータに使われるな。
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